デジタルカードゲーム談話室ハイジ亭

カード&ボードゲーム中心に実況プレイ動画をうpしています。

【分析】実況プレイ動画再生数9999以下ランキング

こんにちははじめまして、再生数9999以下ランキングを制作しているぶるうすという者です。宜しくお願いします。
このブログでは、ランキングにのることもなく再生数がそこそこでも面白い動画はたくさんあるという趣旨でたくさんの実況プレイ動画を紹介していこうと思います。

まずは2013年上半期版の9999ランキング動画からご覧ください。


いかがだったでしょうか。現在のデイリーランキングも確かに面白いのですがほぼ常連の有名実況者の動画で占められ、バラエティのあるランキングにはなっていないように思うのです。辛辣な例えでいうと、同じ芸人が同じリアクションをとる番組ばかりで最近テレビはつまらなくなったなーという感想に近いのではないでしょうか。

原因はさまざまありますが、アイドル化してしまった実況者の慣れ合い・コラボによる現在の地位の維持。金・名声のために、本人が面白いとも思っていない公式のゲームプレイ…。特定の実況者が好きな視聴者ならば、その実況者が何をしても面白いと思えるのでしょうが、人ではなく純粋にゲーム実況を楽しみたい視聴者・なんでもありなカオスなニコニコ動画を期待している身としては現在のデイリーランキングに不満があるのも事実です。このあたりは以下のふぅのラジオでの意見とかぶる部分も多いです。


#31:29辺りから聞くことをオススメします。

運営側に期待するのは2点。ランキング100位までではなく101位以降も自由に閲覧できる状態にしてほしいこと。検索のオプションを増やし好きな動画を発見しやすくしてほしいこと(例えば投稿日や再生数マイリス数のフィルター機能)です。
※9999ランキングはニコニコランキングメーカーという超便利なツールとExcelを利用して作成しました。
2013年の上半期だけ見ても実況プレイ動画Part1のリンクのタグが付いたものが1万以上(ほぼ毎日100件弱の新規実況プレイ動画があがっている計算になります)パート2以降も足すと星の数ほどあり数えきれません。好みの実況を探すことすら難しい現状です。

長くなりましたが、上で紹介した再生数9999以下ランキングではそういった公式ランキングでは汲み取ることが難しい、しかし面白い動画を発掘する手助けになっていると確信しています。万にはいかずとも一定の再生数コメント数がある動画では、少なからず固定のファンが多く付いている証拠となるからです。固定ファンに支持されている実況者の動画は、どこか魅力があり面白いハズという観点から今後できたらほぼ毎日1個ずつ動画を発掘・紹介していきたいと思います。
また、イマイチ伸びないという投稿者側のみなさんにとっても、参考にさせてもらう部分は多いのではないでしょうか。

そこでまず、ここ数日で再生数9999以下の動画を1000個以上見た経験から、伸びる要素というのを分析してみました。

■新作:説明するまでもないでしょう。ソフト発売直後はどんな実況でも伸びます
■他カテ:他のカテゴリからゲーム実況へやってきた人です。歌ってみたで人気の主がゲーム実況をはじめるというパターンがよく見受けられます(ex三段峡)。元々ファンが多くついているのでそのアドバンテージで再生数・コメント数が増える傾向があります
■ニコ生:普段はニコ生でゲーム配信をしている主が動画作りをしてみたというパターン。これも元々のコミュ人数に応じて再生数が伸びる傾向があります。しかしニコ生の視聴者が求めるのはリアルタイムのリアクションであるため新たなファンがつかないと飽きられます。本人も編集するめんどくささから失踪することが多いです。垂れ流しのニコ生に戻ることが多いようです。
トークゲーム実況では最も重要な要素。ゲーム展開に対するリアクションという部分も含まれるでしょう。やはり関西弁の大阪人が群を抜いて強いと思います。過去に紹介した主ではみんちゃ・パープルムカデ。有名どころではRabi
■テーマ:同じゲームのシリーズを一貫して続けるというスタイル。同じゲームが好きな視聴者にとって嬉しい要素。テイルズシリーズのみとかメタルギアのみとか強いですね。個人的にはカルドセプト動画だけで160本以上うpしていますが…。
■編集:簡単なところでは見やすい字幕・ツッコミ・カットなど。ものすごく凝ったオープニングなどもありますが中身が伴わないと否定されることも。見やすい編集という部分で最も巧いランカーはやはりテラゾーでしょう。
■企画:思いついたもの勝ち・早いもの勝ちの世界。素人が一気に有名になるにはこれしかありません。今年でいうと、75歳の祖母1秒マリオの2強でしょう。見た瞬間にあーやられたと思った人もおおいはず。
■声・女子:声質というのは聞いていて視聴者が気持ちよくなれるので重要な部分です。特に女子のいい声はそれだけでマイリスが圧倒的に増えます。
■頻度:ほぼ毎日うpというニートのような恐ろしい頻度。当たり外れが多くても毎日見てるという視聴者にとっては安心感につながり継続的に再生してくれる要素になります。1123日連続動画うpをしたブンブンがあまりにも有名
■量:上の頻度とかぶりますが、圧倒的なゲームプレイ量。1ヶ月でRPGを3つクリアしたりするショタコンなど。
■フリゲ:ボルゾイ企画が青鬼・ゆめにっきを実況してから一気にメジャーになったジャンル。ほぼRPGツクールで作られています。実況者にとっても著作権など考えず気軽にプレイできる点が人気の要因。ホラーが多く主のビビリ具合が視聴者にとって楽しいようです。
■ブーム:上のフリゲでも当てはまりますが去年は異常なIbブームだったと言ってよいでしょう。なので最近は良作フリゲが出ると、とにかくすぐに実況するという人が増えています。有名実況者も必ずプレイするので、それよりはやくクリアすることで先を見たいという視聴者をつかまえて動画を伸ばすことができるからです。フリゲ以外として今のブームはテラリアとか進撃の巨人ですが、進撃の巨人をゲームに持ち込むのはなかなか難しいですね。
■紹介:有名ランカーがTwitterなどで、この動画が面白いなどと言ってくれればそのフォロワーがクリックしてくれるのは間違いないので1000再生は保証されます。さらに中身がよければ万再生も夢ではないでしょう。
■サムネ・タイトル:思わずクリックしてしまうサムネというものはあります。とりあえずおっぱいは外せないですね。巧いタイトルというのはまだ分析が至っていないのでわかりませんががあることは確かにあります
■釣り煽り:とにかく視聴者を煽り、怒らせて再生を稼ぐという逆転の発想。メンタルが強くないと続けられません(exあゆみん)
■超画質:PS3やX360・PCのゲームはHD画像のものが増えてきているので、実際のゲームと同じくらいの画質で楽しみたいという視聴者に好かれます
■物真似:変態スネークや小山力也風が有名。実際に本人と酷似しているので見ていて楽しい。アニメのイケボ声優などに似ているのも視聴者に好まれる傾向があります。
■鉄板:ポケモン・バイオ・マイクラの3大ゲームは誰が実況してもなぜかそれなりに再生が約束されています。それ以上に伸びるには他の要素が必要ですけど。また、マイクラには立体機動装置MODというのを有志が作成してくれたようです。まるで進撃の巨人調査兵団になったようにマップ内を移動できるとのこと。こういった懐の深さがマイクラの強さですね。
■縛り:通常プレイの動画は溢れすぎていて誰にも見向きもされない。ということで超絶な縛りを己に課し、自分だけのオンリーワン動画を作る。何度GAME OVERになっても立ち上がりクリアするという部分が視聴者の笑いと共感を呼びます。あまりにも無理すぎて失踪する人も絶えません。改造ゲームや鬼畜ゲーム、TAS・RTAなどもここに入るでしょう。
■絶叫:プロの絶叫というタグで検索すると面白いほど多くのホラー絶叫ゲーム動画が見つかります。ゲーム実況がはじまった当初は相当盛り上がりましたが、現在ではあまりにも多すぎて飽きられている感じもあります。絶叫に定評のある主はそれなりに人気があり固定ファンがつきます。
■複数:古くはボルゾイ企画・今だとMSSPやチーム湯豆腐など。腐女子の妄想をかきたてて、実況者自身のイラスト等も多く描かれ異様な人気が出ます。それにあやかろうと、特に今年は多くの複数実況がうpされている現状があります。一度人気に火がつけばその地位は揺るがないという大きなチャンスが眠っている要素でもあります。
■工作:簡単な所では自分で再生数やコメント数を自演して伸ばすことができます。とにかくコメントが賑わっていれば面白い動画と錯覚してしまうことがあるのです。某スレで特定動画に工作依頼をすることもできるらしく、つまらない動画が伸びているのはこのせいもあるかもしれません。
■解説:攻略というよりもゲームの背景や世界観、アイテム(武器)やクリーチャーの知識、歴史など裏側をつつくような解説は視聴者に圧倒的に支持されます。逆に中途半端な知識でタイトルに「解説」と入れたりすると上から目線の視聴者に叩かれるので注意が必要です。初期のガッチマンが有名でしょう。このブログで取り上げたものとしてはAzrailやプリヲ

他にもあるかもしれませんが、ざっとこんなところでしょう。要素ひとつひとつだけでなく伸びるためにはこれらをうまく組み合わせることも重要なようです。他実況者とのコラボとか…。これらの要素分析を元に明日から動画を1つずつ紹介していきます。

ではまた。
下のコメント欄で、自薦・他薦、記事の感想などお待ちしています。
※記事内では実況者の敬称略とさせていただいています。ご了承ください