デジタルカードゲーム談話室ハイジ亭

カード&ボードゲーム中心に実況プレイ動画をうpしています。

ドラゴンクエストライバルズ Q&Aなど(初心者向け)

さていよいよ話題のデジタルカードゲーム『ドラゴンクエストライバルズ』が配信されました(以下DQRと略します)。こちらのコミュでは、これまでカードゲームの先駆的存在である『ハースストーン』や『シャドウバース』の対戦会を行ってきました(もちろんカルドセプトもね)。そこでそれらのゲームと比較しながらDQRを紹介していきます。

今回は初心者向けの説明となります。ガチな勝ち方ではなく遊び方の説明という感じです。

しかしはさすがに人気のドラクエブランド!配信日の11月2日から数日間はアクセスが集中し、メンテナンスの繰り返しでまともに遊ぶことができない状態でした(データはサーバに保存されオンラインが前提のゲームです)。一週間たってようやくランクマとかマッチングもできるようになってきた段階です。

急いでやった方がお得ということもあまりないので、まずは静観して評価を見たりしてから始めても問題はないでしょう。個人的評価としては、ただのキャラゲーではなく開発スタッフが『ハースストーン』をかなり研究してよい意味でパクっているので良質で長く遊べる仕上がりになっていると思います。

まずはじめにこちらをご覧ください



10年以上前のガラケーで配信されたカルドセプトアプリです。マス目やリーダーの配置手札の並びなどほぼDQRと一緒です。時代を先行しすぎて早すぎたカルドセプト。現代によみがえって欲しかったですね。

それからこちら



ブートムさんのツイッターでの考察。記憶喪失の主人公が図書館へ自分の正体を見つけに行くという設定は、実はカルドセプトリボルトが先だったのです!つまりけものフレンズカルドセプトの設定を踏襲したと言えます。

このように現代流行しはじめているものの多くはカルドセプトが原点であると言えるのです。皆様そこのところをお忘れなく。


さてこちら先日の放送内での皆さんの質問に答える形式でDQRについて紹介します。

Q:PC版も出るの?
A:開発中とのことで、2018年にはリリースしたいと公式生放送で言っていました。データはスマホのものと連携できるそうです。現在はiOS版とアンドロイド版だけです。

Q:ダウンロード容量は?
A:今のところ100MBくらいと大変少ないので圧迫感がありません。ちなみにハスストは3GB、シャドバは1.5GBと桁が違います。(その分通信容量が膨大なのではないかという噂もあります。毎月の通信容量制限に引っかかる可能性があるので自分はWiFi環境下でだけ遊ぶようにしています)

Q:ガチャやリセマラは必要?
A:アイマスやFGOのような重課金をする必要はほぼありません。一応レジェンドが1%、スーパーレアが5%というかなり渋い確率になってはいるのですが、錬金というシステムを使用することで、所持していない全てのカードは錬金石で作ることができる!のです。

これはハスストやシャドバの良い部分を模倣したと言えます。レジェンド持っている奴が強いからクソゲーということはなく、ある程度パックをむいてかぶったカードを砕くことで錬金石を作り、自分の欲しいカードを作ることができます。しかもデッキ枚数30枚のうち同じカードは2枚まで、レジェンドは1枚までしか組み込むことができない仕様なので精製するのは1枚で十分です(ここはハスストと一緒。シャドバはレジェンドが3枚組み込むことができたので勝つには3枚作る必要があった)

さらにDQRには救済策としてレジェンドレアチャージという仕組みがあります。これは30パック開けばそのうちに必ずレジェンドが1枚出るというものです。現在はスタートキャンペーンでスタンダードパックを約30パックとレジェンド確定パックを3パックほど配布しているので誰でも何枚かレジェンドを揃えることができて嬉しいです。
ただレジェンドを引いた時の演出がしょぼく、あまり気持ちよさがないのが残念です(シャドバは画面いっぱいを覆うくらいキラキラと拡大表示されて凄く爽快感がありました!)。

それからあとで説明するギルド内では、ギルドメンバーにデッキをレンタルできるシステムがあります。例えばレジェンドいっぱいみたいなデッキを借りてフリーマッチやフレンド戦を遊ぶことができるとのことです。(ランクマはレンタルデッキで遊べない)
そうやって遊んだ上で、やっぱりこのカードは欲しいなと思ったら、それを作ればよいという非常に優しいシステムになっているのは好感が持てますね。

ちなみに課金方式は、ジェム120個(=120円)でスタンダード1パック(=6枚)。1枚20円という計算です。レジェンドは1%の確率なので2000円とかんがえるとよいでしょうか。そしてお子様や親御さんにやさしい年齢制限があります。
16歳未満は1ヶ月5000円まで。
16歳から20歳未満は1ヶ月30000円まで。
20歳以上は無制限となっています。


Q:どうやって画面を映してるの?
A:スマホ(iPhone5S)⇒(ミラーリング)⇒AppleTV⇒(HDMI出力)⇒キャプチャ(REGIA-ONE)⇒PC(アマレコTV)という感じです。
対戦中は通信容量が多くなり音声が途切れるという問題がありそこの解決が課題です。
noxというPC上でアンドロイドアプリを動かすソフトがあるそうですがそちらは使ったことがないのでわかりません。

Q:名前は変更できる?
A:一日一回変更できます(朝4時以降)

Q:ギルドは複数かけもちできる?
A:1人1個にしか所属できません。脱退すれば他のギルドに入れます。

Q:観戦やリプレイは?
A:ギルド内対戦の観戦は実装されていますが、現在は重いので停止中のようです。リプレイ保存はありません(シャドバは直近10試合が自動保存される)

■ギルドについて

すごく簡単に言うと、LINEのグループみたいなものです(LINEを知らない人はいないと思いますが)。『ギルドセプト』というギルドを作ったので興味ある方は参加どうぞ。





メイン画面の左下のギルドというマークを押すとこの画面になります。初めての方は、「ギルドを作る」と「ギルドを探す」の2つから選ぶことになります。
「ギルドを作る」を選ぶと自分がギルドマスターとなってギルドを作ることができます。「探す」ではギルド名とギルドIDで検索できます。自分がマスターとなってギルドを作ると、そのギルドを解散しない限り他のギルドに参加できないので注意が必要です。1人1つのギルドにしか所属できません。せめて2つにして欲しいところですね。




ギルドマスターはギルドの参加条件を設定できます。ランクが『ブロンズ以上』『シルバー以上』『ゴールド以上』や『だれでも』『承認必要』『募集停止』などです。最大50人までギルドに入れるという噂です。




ギルドのエンブレムをこの中から設定できます。一番カルドセプトっぽいのはナイトではないでしょうか。



ギルドの右半分ではチャットができます。

上から順に『デッキ投稿』『対戦相手募集』『スタンプ』『文字チャット』ができます。
投稿されたデッキはギルドメンバーが保存、レンタルできます。レンタルデッキで対戦もできます(ランクマ以外)。対戦相手募集すると早い者勝ちで一人が入れます。その他の人は観戦ができます(現在サービス停止中)




スタンプはこんなかわいいのがたくさんあります。文字チャットはだいたい50文字くらい書くことができます。

このギルドシステムはフレンド戦をするのにとても便利ですね。ハスストやシャドバにはないシステムでした。他の携帯アプリの良い部分を持ってきて実装したという感じで素晴らしいと思います。




闘技場では、シャドバの2pick戦、ハスストの闘技場と同じように提示された複数のランダムなカードからデッキを作り対戦することができます。10勝するか3敗すると終わりです。勝ち星に応じて報酬がもらえます。だいたい3勝以上するとお得だそうです。
初回は闘技場チケットが1枚もらえるのでそれで気軽に遊んでみると良いです。自分は2勝3敗で終わりました…
通常はゲーム内通貨の300Gを消費して遊ぶことができます。ゲーム内通貨はログインボーナスやソロプレイのチュートリアルをすると割りと簡単に貯まります。




ソロプレイでは、トレーニングというチュートリアルがあります。各リーダーの簡単な戦い方が学べます。AIバトルは初級・中級・上級の各リーダーCPUと対戦するモードです。ハスストやシャドバのようなストーリーモードっぽいものはまだ実装されておらず、やりこみ要素もありません。家庭用ゲーム機のシングルプレイのドラクエを遊んできた人にはその辺がちょっと物足りないかもしれませんね。

バトルではランクマッチ、フリーマッチ、ルームマッチというのができます。シャドバとほぼ同じです。ランクの上がり方はハスストとほぼ一緒。連勝するとボーナスがついてぐんぐんあがっていきます。ブロンズ⇒シルバー⇒ゴールド⇒プラチナ⇒レジェンドとなり1ヶ月でリセットされます。レジェンドからは全国順位が表示されます。最終順位はエンディングクレジットのようにゲーム内で流すとか?高順位の方には特別報酬があるようです。




これが基本的なバトル画面です。すこしアニメーション演出が過剰でテンポが悪くなる時があるのが改善点だとコメントでありました。シャドバでは『アニメーションを軽量にする』というオプションがあったのですが、DQRでは今のところBGMの大小くらいのオプションしかないようです。

左が自分で右が敵。台上に載っているのがリーダーで最大HPは25。モンスターなどの攻撃でリーダーのHPをゼロにすれば勝ちというゲームです。MPというのがマナで1ターン目にはMP1、2ターン目にはMP2という感じで毎回1ずつ増えて最大10まで使えるようになります。使用したMPは次のターン開始時に回復します。よってコスト9の大型ユニットを召喚したい場合は、9ターン目まで待たないといけません。
HPの下が残りデッキ枚数。30枚でデッキを組み(同カード2枚まで、レジェンドは1枚のみ)、デッキが切れると毎ターンリーダーにダメージが入る仕様です。だいたい平均10ターンくらいで1試合が終わるイメージです。時間にすると約10分くらいでしょうか。
カードの種類は、モンスター、特技(スペル)、武器の3種類があります。カードの左上がコストでMPを消費して使用することができます。左下がST攻撃力、右下がHP体力です。この辺りはハスストやシャドバと全く同じです。リーダーによって使えるカードと誰でも使える共通カードがあります。

テンションスキルというのが独自ルールです。テンションはMP1を消費して溜めることができ、最大3まで貯まると発動できます。このおかげで余ったマナでやることがないという時や、1ターン目に何も出来ないというもどかしさが解消されていますね。3つ貯まると発動できるテンションスキルはゼロコストで発動できる強力なものがありリーダーごとに違います。例えば左の僧侶は、味方全体HP3回復。右の商人は道具カードを3個入手という具合です。さらに強力なリーダー固有の必殺技もあります。

そして盤面にも特徴があります。ハスストは横に1列最大7体まで配置できました。シャドバは横に5体まで配置できました。シャドバは置く場所による違いはありませんでした。DQRに自分の陣地が横2マス縦3マスの合計6マスという状態になっています。横に2体並べればブロック効果が発動し、後ろのユニットを守ることができます。縦に3体並べればウォール効果が発動しリーダーに攻撃が通らなくなります。これは見た目どおり直感で理解できてわかりやすい仕組みですね。

縦一列にダメージとか、後ろのユニットにも攻撃が当たる貫通とか、前列のユニットを後ろに下げる能力とかいろいろあり、この位置取りがゲームを面白くしていると言えるでしょう。

ハスストの挑発、シャドバの守護にあたる能力が『におうだち』これは前列に立っていないと発動しない能力です。ハスストの突撃、シャドバの疾走にあたる能力が『速攻』。ハスストに沈黙にあたる『封印』などドラクエっぽく言葉をアレンジしてわかりやすくなっています。またBGMが歴代ドラクエの曲を使っていて非常に気持ちいい。メラを撃つ時の効果音とかまんまなので楽しいですね

ちなみにMTGにおけるマリガンもちゃんとあります。初手手札が気に入らなかったら交換したいカードを選んでデッキに戻すことができます。またどのカードゲームでも先行有利なので後攻には若干補正が入っています。先行が初手3枚+1ドローで始まるのに対し、後攻は初手4枚+1ドローでさらにテンションが2個貯まっている状態からスタートします。後攻の方がテンションが溜まりやすくいのでコントロールデッキには有利かなという印象です。

デッキに何を入れたらいいかわからない?とはじめたばかりの方には、上で書いたようにギルドメンバーのデッキをレンタルして使ってみたり、デッキ編集画面でおまかせボタンがあるのでそこからこれを抜いてあれを入れてなんて調整していけばよいかと思います。カルドセプトでもそうなんですが、デッキを作る時間が楽しいのです。デッキは30個まで保存できます。




次に7人いるリーダーの簡単な紹介です(個人的感想)。

□戦士テリー
武器で殴る速攻派。ハスストの武器ウォリアーみたいなイメージ

□魔法使いゼシカ
メラ・メラミ・マダンテを使うスペル派。ハスストのメイジです

□武闘家アリーナ
かわいい。コスト低めの武術コンボで殴るハスストのローグやシャドバのエルフな感じ

□僧侶ククール
回復系なのに即死スペルも持つ凶悪さ。ハスストのプリーストまんまです

□商人トルネコ
テンションスキルで拾った種でユニットを育てるバフ系。あえていうならハスストのパラディンか?

□占い師ミネア
2つの効果のどちらかが発動するというランダム性が高い博打撃ち。必中や超必中で確実に狙った効果が出せると後半ばかみたいに強い。

□魔剣士ピサロ
MPを増やして重量カードを駆使する悪魔。シャドバのネクロマンサーやランプドラゴン、ハスストのドルイドに近いかも

他、意見質問間違い指摘などあれば下のコメントでお願いします


次回は11/15(水)14時から配信予定です。

放送の開始はハイジのツイッターでもお知らせしています
Twitter:@gamer_haiji

ハイジ(=ぶるうす)と一緒にカルドセプトを対戦してみたい!という方は是非コミュに参加してみてはいかがでしょうか。コミュはこちら。

DQRで対戦してみたいという方は、『ギルドセプト』というギルドでメンバー参加を受け付けてますので加入してみてください。脱退も自由です。観戦が実装されればギルド内トーナメント戦を開催しますね